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     2019年10月25日公開 
    制作…Blue Forest Film 
    提供…オーピー映画 
  〇スタッフ〇  
    監督…竹洞哲也  
    脚本…当方ボーカル 
撮影監督…創優和 
編集…三田たけし 
助監督…江尻大 
スチール…富山龍太郎  
音楽…與語一平 
録音…山口勉 
整音…吉方淳二 
監督助手…山田理穂 
撮影助手…宮原かおり 
制作協力…可仁正光 
    仕上げ…東映ラボ・テック 
   
  ○キャスト○ 
    飯塚麻耶…高瀬智香  
    飯塚晴夜…涼城りおな  
    檜美都子…彩奈リナ 
飯塚みのる…森羅万象  
松田勇…ケイチャン  
最上彰…小林節彦 
高木賢介…櫻井拓也 
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   ○物語○ 
  みのるは死んだ。しかし、何故か意識があり、戸惑いと驚きが隠せないでいた。体は動かず五感もないが、耳だけは聞こえる。同居していた息子夫婦の声により、今が通夜と知り、我ながら情けない死に方をしたと呆れが襲う。 
  通夜だというのに、酒好きの息子はハメを外していた。彼を怒鳴りつけてやることもできず呆れるみのるの元に、息子の嫁・麻耶がやって来た。彼女はよく出来た嫁で、息子にはもったいないと思っていた。それは性的な意味も含めてである。やがて、息子とは別の、知らない男の声も聞こえて来た。麻耶はその男を「松田さん」と呼び、あろうことか自分の遺体の傍らでまぐわい始め、あられもない声を上げた。見たいというみのるの一念が、片目を少しだけ開かせた。しかし、その頃には事は済んでいた。 
  その後、麻耶の口から、生前みのるがいかに自分をいやらしい目で見ていたかという罵詈雑言が飛び出す。松田が訪れたのも、普段から彼女が愚痴をこぼすエロ爺さんの顔を、一度拝んでみたいという興味本位からであった。 
  みのるが麻耶の言葉に立ち直れないショックを受けた矢先、孫の晴夜が現れた。彼女は二人にして欲しいと麻耶を階下に押しやり、室内にはしんみりとした空気が流れるが…。 
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