| 2003年4月8日公開製作…セメントマッチ
 配給…新東宝映画
 ○スタッフ○監督・脚本…後藤大輔
 企画…福俵満
 プロデューサー…池島ゆたか
 撮影…飯岡聖英
 録音…シネキャビン
 編集…酒井正次
 助監督…小川隆史
 ○キャスト○岡宮周吉…中村方隆
 岡宮紀子…麻木涼子
 岡宮光子…佐々木ユメカ
 勝呂…なかみつせいじ
 克己…城春樹
 千里子…水樹桜
 岡宮秀夫…江端英久
 | ○物語○田舎の農夫で暮らす周吉。早朝の牛の乳絞りに出た彼は、小屋の一つの囲いにいる女をハナコと呼び、乳を搾った。その後、家に戻った周吉は死んだ息子秀夫の嫁紀子を呼んだ。彼女はさきほど牛舎にいた女だった。紀子は呆けた周吉のためにハナコの身代わりとなっていたのだ。
 その夜、周吉は秀夫のことは忘れて新しい結婚相手を探してもいいのだと紀子に言った。風呂に入った紀子は自身の下半身をまさぐり快感に昇りつめた。そして、布団の中で一人泣いた。
 翌朝、紀子は周吉が目覚める前に牛舎に入った。やがて現れた周吉に「お父さん」と呼びかけるが、やはり彼は気づかなかった。
 そんな中、周吉の娘光子が帰郷した。十年も音沙汰のなかった光子を叱咤しながらも、周吉は彼女を迎え入れた。やがて光子は牛舎での周吉と紀子の異様な関係を目撃し…。
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