| 2015年10月23日公開製作…セメントマッチ
 提供…オーピー映画
 ○スタッフ○監督…池島ゆたか
 脚本…五代暁子
 撮影監督…清水正二
 撮影…海津真也
 音楽…大場一魅
 編集…山内大輔
 録音…小林徹哉
 助監督…菊島稔章
 スチール…津田一郎
 だいさく
 
 ○キャスト○峯岸ゆうな…由愛可奈
 吉川マリ…松井理子
 芳恵…山口真里
 菊地泰三…那波隆史
 高梨直人…竹本泰志
 吉川崇…野村貴浩
 椎名和彦…松本渉
 愛子…佐々木麻由子
 沙織…佐倉萌
 ミホ…和田光沙
 橋本…東二
 医者…小関裕次郎
 | ○物語○泰三には他界した妻の忘れ形見である三人の娘達がいる。歳とともに足腰も弱り、軽度の物忘れも始まった彼の面倒をよく見るのは、三女のマリ。彼女に同居を切り出され、躊躇もあるが、世話になることを決意する泰三。
 一年が経ち、今ではマリの夫・崇中心の食事や、はばかりなく漏れ聞こえる夫婦の営みなどに不満が募る一方。こんなはずではなかったと後悔の念に蝕まれる泰三は、ある日、近所の公園で犬の散歩をする若い女・ゆうなと出会う。娘達より若い彼女は、屈託なく泰三を「おじいちゃん」と呼び、それさえ嬉しく感じるほど、素直で愛らしかった。
 泰三は、高齢者仲間の橋本が、娘婿と仲良く風俗通いしていると聞いたのを思い出す。マリが外出中、崇に声を掛けるが、マリを裏切る事などできないと一喝される。橋本を羨ましく思い散歩していると、再びゆうなに会う事ができた。お茶に誘われた泰三は、豪華な彼女のマンションに驚く。だが、そこで一人暮らしするには悲しい理由があった。結婚を前提に付き合っていた和彦は、ゆうなが惚れている事を逆手に、金目の物をねだるのが上手く、マンションも将来のためにとゆうなが資金を負担していた。だが、別の金づるになる女性が現れ、ゆうなは捨てられたのだった。泰三は少しでも彼女の力になれればと思い…。
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