| 2017年12月29日公開製作…旦々舎
 提供…オーピー映画
 ○スタッフ○監督・脚本…山﨑邦紀
 撮影…小山田勝治
 照明…ガッツ
 編集…有馬潜
 助監督…小関裕次郎
 スチール…MAYA
 音楽…中空龍
 録音…山口勉
 整音・音響効果…若林大記
 録音助手…廣木邦人
 演出部応援…山鹿孝起
 録音スタジオ…シンクワイヤ
 ○キャスト○狼牙…東凛
 詩音…水嶋アリス
 亜蘭…黄金むぎ
 満州九州男…永川聖二
 比丘人…山本宗介
 ロザリ夫…細川佳央
 2050年の老人…荒木太郎
 痴漢サラリーマン…吉田俊大
 岡輝男
 望月義夫
 武子政信
 | ○物語○2050年、モノレールの中。うらぶれた老人が静かに語り始める。かつての満員電車において、女性の身体に触れ、時に性器に指を入れる男たちがいた。そうした痴漢行為が蔓延し、冤罪なども多発し、政府はその原因究明を学者に託した。
研究の結果、特殊ウィルスによる脳への感染症であると共に、脳細胞に深く浸透してしまう不治だと判明。彼らを「痴族」と名付け、彼ら異端者の撲滅が図られた。
 そんな情勢の中、厳しい取り締まりをかいくぐり、痴漢は減らずに存在していた。サラリーマンの比丘人が女の股間を弄び、女性器の中へ手を入れた瞬間、彼の指は鋭利な物で切断されていた。被害者を装っていた痴族ハンター・狼牙。右手にはウルヴァリンの鉤爪に似た金属製の刃物を装着している。「処罰執行!」と彼女の声が高らかに響いた。比丘人の傍らで、痴漢の美人局をしていた詩音とロザリ夫がそれを見つめる。ロザリ夫は痴族ハンターへの驚愕と憧れが宿り、詩音は過去に比丘人と顔を合わせていたことを思い出した。
 痴族ハンターが現場を押さえれば、触れた場合は指の第一関節、挿入した場合は入れた箇所までを切断される。そんな痴族狩りが行われていても、脳細胞から変質した痴族は治まりを見せず、徹底的な強権的弾圧が行われた…。
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